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とりもも
性別:
女性
自己紹介:
色々と模索中のヴィンテージ乙女。
アイドルには無関心だった私が、ある日突然SMAPファンに。

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(★を@に変更して下さいね)
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先週「What's UP SMAP!」を聴いてたら
猛烈に木村さんに会いたくて会いたくて。

そんなんで
もう一つの妄想ドラマ。
5人の同じ病院に勤めるお医者さんのお話が
脳内でモクモクと・・。
2014年4月に書いたものの続き。
ひょんな事から同居する事になった
中居医師と木村医師を中心にしたお話です。

どうして同居することになったのか?
気になる方はこちら→同僚 医師編
こちらも最終話まで全11話(長げー!)
  
お暇な方だけ、こっそりどーぞ。






  
  

------------------------

都内某所。とある総合病院。
個人病院ながら、都内有数の技術力と信頼を集める
人気病院。

その病院内の職員専用食堂。

午後1時30分。
  
  
木村医師が食堂に入って来る。
外出から食堂へ直行のようで、
カバンと白衣を手に持っている。
いつものように軽やかに食堂のお姉さん達全員と挨拶を交わす。
そしてスタミナ定食とサバ味噌定食のどちらにするか暫し悩む。
今日はサバ味噌定食にしたようだ。
大盛りサラダも追加、それとデザート。

ニコニコといつもの席、中居医師の前に座る。
「お疲れー」と中居医師に声を掛ける。
中居医師は顔を上げずに「早く白衣着ろよ」と木村医師に言う。
「あ?何で?午前中外出でさぁ、今帰って来たとこ」
「いいから早く着ろ!」 声の調子が強い。
「いいだろ、暑ぃんだよ」
中居医師が顔を上げる。
「なんでお前、それ着てんだよ」
木村医師が自分の服と中居医師の服を見比べる。
「あっ・・ 置いてあったから」
「俺が今日着ようと思って出しといたの」
「あぁ、ゴメン。着るもの決めてなかったから丁度いいと思って」
「勝手に着るなよー」中居医師は呆れたように。
「いいじゃん。どーせ同じの持ってんだから」
「同じじゃない!青のが俺、赤がお前!」
「じゃあ何でお前赤い方着てんの?」
「時間なかったから…」
「結局俺の着てんじゃねーか」カカカと笑う。
「それにお前、今日1日外出って言ってたろ?
だから、ま、いいやと思って・・」
「ああ、変更なった」軽い調子で言う。
「あー俺がうかつだったー」うなだれる中居医師。
「つーかさ、お前お揃いの服買うの止めろよ」
「だってさ、2枚買ったら半額なんだぜ?そら買うよね」満足げな木村医師。
「それ騙されてるね。最初から半額の値段なんだよ」
「なんだかんだ言って、俺の買ってきた服を
お前は着てんだから俺の勝ちぃ!」と勝利宣言の木村医師。
ガッツポーズを決めサバ味噌を頬張る。
「頼むから白衣着てくれよ」
中居医師は白衣からできるだけ中の服が見えないようボタンをきっちり止める。
が、襟元の空きはどうしようもない。

香取医師がサバ味噌定食を持ってやって来る。
席に着くなりすぐに 「あれー?今日はお揃いですかぁ〜」と。
「声がデカイよ」と中居医師が俯く。
「今、それで揉めてたとこ」 サバ味噌をモグモグしながら木村医師。
「揉めてたとか言うな」
「相変わらず仲良いですねぇー」ニヤニヤ。

稲垣医師が囲まれてた看護師たちから離れて
コーヒーを持ってこちらのテーブルにやってきた。
席に着くなり 「あれ?中居先生と木村先生ペアルック?大胆だなー」
中居医師がため息をつく。
周りの看護師たちが気付き始めてクスクス笑いが聞こえる。

「遅くなっちゃったー、看護師長に怒られちゃってさぁ」と
サバ味噌定食を持った草なき医師がやって来た。
席に着くと 「あれ?中居先生と木村先生、同じの着てんの?
良いなぁ〜僕も同じの欲しい〜」
「えっ?欲しいの?」と驚く香取医師。
「欲しい欲しい、みんなでお揃いにしようよー」
「おぉ、今度から5枚づつ買ったらもっと安くしてくれるかも?」と木村医師。
「良いんじゃない?」草なぎ医師は乗り気。
「五枚って、僕要りませんけど」香取医師。
「戦隊モノじゃないんだから」と稲垣医師。
「あ?戦隊モノ?ベルトも揃えちゃう?」戦隊モノに反応の木村医師。
「どんなベルトだよ」と恐れる香取医師。
「いい!いい!」と喜ぶ草なぎ医師。

「止めてくれ」と呟く中居医師。
ん?でも? 五人で着てたらカモフラージュになる、か?
カモフラージュ?
カモフラージュって何のだよ、…?
と、中居医師は思う。



---------------------------------------------


読んで頂きありがとうございます。
あまりのSMAP不足で
鳥桃の妄想ネジが外れた(笑)。

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草なぎ剛不足、SMAP不足が深刻。
あーSMAPに会いたいーー!

そんな草なぎ剛不足のあなたに
お役に立てるかどうかは分かりません(無責任)が、
今週も妄想ドラマタイムがやって参りましたー。
お暇な方、先週の続きを読んでみてください。
苦手な方どんどんスルーしてね。

先週のお話はこちら→コレクション第2章(1)



 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

コレクション 第2章(2)


シャッター商店街から路地へ入る。
すると現れるビル。
ビル?いや、ビル風に見える2階建ての建物。
正面はシャッターが下りてて、
そこには盛大ないたずら書き。
奇妙な文字みたいなのが
黒のスプレーペンキで書かれてる。
美しくはない。
同じ建物の片隅にはスナックのドア。
薄暗い明かりの中に店の名前?
『ス map』と読める。
営業してるのか?かなりひっそり。

「どお?」とあの人が聞く。
どおと聞かれても・・。
シャッター商店街から更に奥って、
何でこんな場所?
いや、追われてる身の俺たちには
こういう場所が相応しいのかも。
「隠れ家な感じっすね」と答えておく。

追手から逃れて潜伏中の俺たち。
ま、潜伏中とは言っても
街はずれの小さなビジネスホテルに泊まって、
飯にも出かけるし、コンビニで買い物もする。
緊張感無し。

何にも持たずに部屋を飛び出したから
着替えを買いにぶらっと入った古着屋。
別に特徴の無い品揃えだけど、
あの人はぱーと眺めてサッと選び出す。
俺の顔と服を交互に眺める。
「これ、着てみて」と服を渡される。
店員さんが「ご試着どーぞー」と覗きに来る。

あの人が選んでくれた服。
ユニクロスウェット男から変身だ。
試着室で鏡に映る自分を見てちょっとニヤケル。
俺、けっこうイケテんじゃね?
店員さんの「いかがですか?」の声に
カーテンを開ける。
あの人が「うん」と頷く。
店員さんも笑顔になる。
この店員さんちょっと可愛いかも。

あの人がコーディネートした服を
俺とあの人の分併せて10着位買う。
潜伏中にこんなに服が必要か?とも思うけど、
ファッションは俺たちの基本だしね。
あの人の以前の店程じゃないけど、
そこそこの値段になった。
あの人が支払う。
俺は二人分の大きな紙袋を受け取る。
「ありがとうございました~」店員さんの声は明るい。
「またね~!」と店員さんに手を振る俺。

俺もあの人にお礼を言う。
ホテル代とか飯代とか、この服とか、
全部あの人の支払いだ。
流石資産家御曹司!
それは俺の勝手な想像だけど、
ちょっとそれ以外金の出どころの想像がつかない。
金の心配など全く不要って感じ。

「やっぱ古着屋かなー」とあの人が言う。
「古着?」
「そ、やっぱ古着屋やりたい!」
なんか無邪気。

って事で次の日にはあの人が貸店舗を見つけて来た。
それが、ここ。

あの人が片隅のスナックに入って行く。
近くで見ると店の名前は『スナックmap』
”ナック”の文字が変色して消えかけてる。
「こんばんは」と声を掛けると、
カウンター越しに女の人が
「あぁ、ほんとに来たんだ」と言う。
俺も頭をさげる。
こじんまりとした店。お客はカウンターの隅に一人。
店内は静かだ。
「急にやって来て隣の店を貸して欲しいって言うから
いたずらかと思ってたんだけど」と笑う。
「はい、これ鍵。
前の人が夜逃げしたまんまだから、
中はグチャグチャだけど面倒だからそのままにしてあるし、
使える物もあると思うから勝手にどーぞ。
電気とか水道は使えると思う。
分からない事あったら聞いてねー」
このスナックの年齢不詳のママが大家さんらしい。
鍵を受け取ると早速店の様子を見に行く。
静かな薄暗い路地にシャッターの錆びついた音が響く。

「ふ〜ん、何とか使えそうかな」
店内を見もしないで物件を決めたあの人の潔さに惚れる。
電気を付けると、夜逃げの生々しさが伝わってくる。
必要最低限の物だけ掻き集めて逃げた。そんな感じ。
それでも何も持たずに逃げ出した俺よりはずっとマシだな。

2階は居住スペース。
1DKっつーの?キッチン付きの居間の他に12畳程の部屋。
バストイレ別。
「ここで暫く二人で住めるな」とあの人。
二人で住む?!!ヒャッホー!!と心の中で叫ぶ。
あの人と二人暮らし!!
「ちょっと狭いけど、そのうちすだっちの部屋借りるから」
(いやいやいや、俺はここで永遠に二人暮らしでいいっす!)
ニヤニヤがバレないように必死に表情を作る。

俺とあの人の
新しい生活が始まる。

to be continued-------------


脳内変換出演者
あの人→草なぎ剛
俺→すだっち

もう頭オカシイ感じ(笑)。

次回多分水曜日UPです。
次回も宜しく~。
 
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さて、本日より
妄想ドラマ始まるよ~!

鳥桃のビョーキ発症(笑)。


以前がら鳥桃ブログをお読みの方は
ご存知かと思いますが、
不定期の
脳内ドラマが湧いてくるビョーキです。
妄想病(重症)。

今回は、
以前書いていた
草なぎ剛と菅田将暉を
勝手に脳内主演で書いた物語の続編です。

前回の続きとなってますので、
未読の方は、出来れば前の物語を読んでから
こちらの第2章を読まれる事をお勧めします。

前回の内容忘れちゃったーって方も
復習してみて下さるとうれしい。

妄想バカドラマですので、
暇つぶしにどうぞ。
この手の妄想が苦手な方は
どうぞスルーして下さいまし。


*前回はタイトルも無かったのですが、

コレクション」にしました。
って事で前回の物語読んでみる方

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
第11話(最終回)








ーーーーーーーーーーーーーーーーー

コレクション 第2章(1)

振動。
俺は口が大きく開いてる事に気づき慌てて閉じる。
この態勢からいって、俺は隣の人に相当もたれ掛かってる。
目を閉じたまま振動を感じる。
電車だ。


俺は逃げた。あの人と一緒に。
記憶が甦って来る。
夢じゃないんだ。

俺は姿勢を直してゆっくりと目を開けた。
隣に視線を向けると、あの人が眠ってる。
顔の傷、殴られたようなアザが
昨夜の出来事を呼び覚ます。

上から降って来る怒声に追われて
俺たちは走った。
細い路地をめちゃくちゃに進み、
大通りでタクシーに飛び乗った。
タクシーから後ろの様子を覗く。
追手の姿は見えなかった。

都心の駅で電車に乗り換える。
そして、今。

これから俺たちは
何処へ行くんだろうか。
不思議と不安は無い。
俺の横に、あの人がいるから。

車窓から海が見える。

車内は空いている。
何処へ向かう電車だろう?

あの人が目を覚ました。
「今、どの辺?」と伸びをしながら聞く。
「痛っ!」とアバラの辺りを押える。
殴られた所がまだ痛むらしい。
「大丈夫っすか?
今どの辺なんすかね?
てか、どこ向かってるんすか?」
「さあね」
と答えてあの人が笑う。
俺も一緒に笑う。

俺たちは何の縁もゆかりもない
見知らぬ駅で降りた。
地方都市。
大きすぎも小さすぎもしない
どこにでもありそうな街。

何の確証も無いけど、
こんな所まであいつらは追ってこないだろう。
そう思える。
俺は楽観的過ぎか?
でも、隣を歩くあの人が
「さて、ここで何を始めよっか~」
なんて楽しそうに言うから
俺も
「そうっすね~」なんて
呑気に答える。

 もう大丈夫だ。
何の確証も無いけど、あの人が一緒だから。

「とりあえず飯、食うか」とあの人。
「腹減りましたね!」と俺。

なんか、ちょっと、
楽しい気分なんすけど。
それは、あの人と俺の距離が
ぐっと縮んだ気がするから?

俺の勝手な思い込みかもしれないけど。
何か、イイ感じだ。


to be continued-------------


脳内変換出演者
あの人→草なぎ剛
俺→すだっち


しばらく続く予定ですので
よろしくお付き合いください~。
多分水曜日UPです。

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5月6日ゴロ―の日!
GW終了の方も
まだまだ続いてる方も
皆さま踏ん張ってますかー?!

ザワザワしますが、
踏ん張って行きましょう!


さて、
妄想暴走ドラマも本日最終回!!
暴走が酷すぎて

ついていけねぇ(すだっち口調)
って方もいらっしゃるかも(笑)。

暴走好き、又は忍耐強い(笑)
そして超時間ある~って方、
最終回読んでみてね。

「今まで読んでなかったけど、
最終回だけ読んでみる」とかは
全くお勧めいたしませんー。




今までのお話はこちら
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話


第11話(最終回)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺はあの人の店の前を通る。
店には貸店舗の張り紙 が張られてる。
もう、あの人の店じゃないんだ。
あれから1ヶ月が過ぎてた。



夜中に俺の部屋のチャイムが鳴る 。
携帯を見ると午前1時過ぎ。
こんな夜中に誰だよ。居留守の俺。
でもチャイムは鳴り続け、そのうちドアをノックする音に変わった。
それも切羽詰まった様な叩き方だ。
止めてくれよ。部屋間違ってんじゃねーの?
俺は恐る恐るドアの覗き穴を覗く。

そこにはあの人が立ってた。
俺は急いでドアの鍵を開ける。
それと同時にドアが引き開けられ
あの人が飛び込んでくる 。
そして素早く鍵とドアチェーンをかける 。
あっけに取られる俺。


あの人の顔はキズだらけだった。
まぶたは切れて腫れてるし、
唇も切れた跡に血がこびりついてる。
ドアの外の様子を伺うあの人。
そして物音がしないと分かるとようやく俺を見た。

「悪りぃけど、ちょっと助けてくれないか?
追われてるんだ」
「警察に?」
「いや、もっとヤバい奴らに」
「? !」あの人に一体何が起こってんだ?
「着替えたら、すぐに出て行く」

俺のクローゼットから勝手に服を取り出すあの人。
逃げてるんだったらもっと目立たない服にした方が・・
と言いかけたけど、
何時でもカッコいいのがあの人だから
言っても無駄だと気付く。

あの人は血と泥で汚れた服を脱ぎ捨てる。
体もアザだらけだ。
けど、それよりも鍛えられて引き締まった体に
俺の目は釘付けになる。
思わず自分の薄い胸板に手を当てる俺。


あの人は、俺があの人に貰った服を着る。
俺が着るより数段カッコいい。
負けだ。いや、勝てる訳ねーけど。

「店に警察が来て・・古着は全部持って行かれました。
あれは失踪した人の ・・」
「あぁ、俺もニュースで知った」
「えっ?」それまで知らなかった?
「仕入先の奴ら、ちょっとヤバそうだなって思ってたけど、
ここまでヤバかったとはな」 ちょっと笑う。
「・・何で追われてんすか?」
「ネットにUPした服を、奴ら見つけたんだ。
そして失踪者の遺留品を捜してた警察もそれを見つけた」
「・・・俺がネットにUPした・・?」
やっぱ俺のせいだ・・血の気が引く。 
俺はネットを見ながらイイネ!ボタンを押すヤバイ奴らと警察を想像する。
 

「元カノさんも行方不明だって警察が・・」
「あいつは助け出せたから大丈夫だ」
「助け出した?」
「あいつは俺と会った後、奴らに拉致された。
朝 店の前に、あいつの服が入った箱が置いてあって、
あいつを助けたかったら出て来いって手紙が入ってたんだ。
俺が警察に捕まって、仕入れ元をばらされるとヤバイと思った。
で、警察より先に俺の口を封じるつもりだったんだ」
「それで俺には仕入れに行くって出掛けたんすか? 」

俺が元カノさんへのジェラシーで悶々としてた時、
あの人は彼女を助け出しに行ってたんだ。
カッコ良すぎる。
で、俺・・ダッセェ。

「あいつを拉致してた奴らはまだ下っ端だったから
なんとか逃げ出せたけど、これから追って来る奴らは相当ヤバい。
俺が出て行った後、暫くは用心しろよ」
用心ってどーすりゃいいんだ? 
猛烈な不安。
「警察に通報して事情を話した方がいいんじゃないっすか?」
「いや、それはマズい。ちょっと・・ね」
えっ?!まだ他にもヤバい事に関わってるって事か?

階段を駆け上がる音が聞こえる。
「ヤベェ!ここも見つかった!」
あの人が立ち上がる。
「お前も一緒に逃げるぞ!」
「えっ?!」
「俺と関係あるって感づかれた。
捕まったら殺られる」
「殺られる?!」
「早く!」あの人はベランダの窓を開ける。
俺の部屋のドアはガンガンと打ち叩かれ
「開けろや!!」と怒声が聞こえる。

「急げ!」
「でもここ4階っすよ!」
「いいから急げ、もうここしか無い!」
あの人は軽々とベランダの冊を乗り越えて行く。

ドアにはバールの様な物がぶち込まれ
ギシギシと凄い音を立ててこじ開けられようとしてる。
俺も夢中でベランダの冊を乗り越える。
足が宙ぶらりんになる。
ドアがもの凄い音を立てて引き倒される。
下からあの人の声がする。
「そっから飛び降りろ!」
えっ?まだ2階にも届いてないのに?
ベランダに出て来たヤバい奴の怒声が頭上から響く。
「待てやゴルアァァ!!」
ベランダを鉄パイプで叩く振動が俺の手にも伝わる。

飛び降りるしかない!

飛び降りた勢いで地面に転がる俺。足がジンジンする。
俺はあの人に腕を掴まれ、強い力で引き起こされる 。
「走れー! 」
おれは必死であの人の背中を追う。
4階から怒号が降ってくる。
恐ぇ。
俺は必死に走る。 
いつでも最高にカッコよく決まってるあの人の背中を追う。
その事にドキドキする。

・・・そして俺は気付く 。
あー俺も着替えときゃよかったー。

俺、 ユニクロのスエットじゃねーかぁ!

ーーーーーーーENDーーーーーーーー

脳内変換出演者

俺・・すだっち
男・・草なぎ剛


長々とお付き合いありがとうございました〜!
全11話楽しんで頂けたら嬉しいです。

後は映像化を願う(笑)。
映像化して下さるっていう暴走好きな奇特な方、
いらっしゃいましたら
是非ご連絡下さいー(笑)

>沢山の感想ありがとうございます!
お返事読んでみてね。
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今朝は久々
ネットでスポーツ紙の記事を読みましたけど、
ジャ二さんの言葉を、

ポジティブに受け止めましたよ。

だからって
踏ん張り続ける事に変わりないし、
SMAPを応援する事は
更にパワーアップ!!です。

ポジティブに受け取る。

ただそれだけ。



さてー
本日も妄想暴走ドラマでございます。
お暇な時にでも、宜しく〜。



今までのお話はこちら
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
 第6話 第7話 第8話 第9話



第10話

ーーーーーーーーーーーーーーー

謎の男は俺の「いらっしゃいませ」の言葉に
ちょっと頭を下げて、店内を見回してる。
「何か?」と聞くと

「こういう者です」と
警察手帳を見せた。
「ちょっとこの辺りを聞いて回ってるんですが・・
この人に見覚えはありませんか?」
と写真を出される。

おぉ〜何か刑事ドラマで見た感じじゃん〜。
この辺で何か事件発生かぁ?
なんてちょっとワクワクな俺。
写真を覗き込む。

「・・・・あぁ、はい。
・・見た事・・ありますね・・」
野次馬的なワクワクは一瞬でぶっ飛んだ。

写真に写ってたのは
あの人の元カノだった。
心臓のドキドキが止まらない。

「この人が今行方不明になってまして。
この人を見たのはいつ頃ですか?」
行方不明?!俺はなんて答えたらいいんだ?
「えっと・・先週ですね。店に来た人だと思います」
あの人の元カノだった人だと言っていいのか?
どうすれば良いんだ?頭が混乱する。

この辺りの複数の防犯カメラに
彼女が一人で歩いてる姿が捉えられてるらしい。
「このお店の経営者か責任者の方は?」
「えーと、今仕入れに出掛けてて・・」
「いつ頃帰られますか?連絡取ってもらえます?」
「えっと、あのぉーいつ帰るか分からなくて、
連絡も取れないんです・・」
何が起こってるんだ?あの人と一緒じゃなかったって事か?


あの人について何も答えられない俺は、
警察署で事情を聞かれる事になった。

そして、あの人について、
結局「何も知らない」と言うしかなかったし、
俺は本当にあの人の事を何も知らなかった。
名前も年齢さえも。

警察所で1枚の写真を見せられた。
「この服に見覚えは?」
俺が写メに撮った服の写真だった。
ネット上にUPされてたのを印刷したようだ。
なんでこの服が?何か関係あんのか?意味が分かんねぇ。
「この服の持ち主も失踪しています。
今年の3月17日から行方が分かりません」

3月17日?あのポラロイドの裏に書かれてた日付だ・・。
悪寒がする。何故その服があの店に?

その服が店にある事は認めたし、ネット上にUPしたのは俺だと伝えた。
でもポラロイド写真の存在と日付の事は言わなかった。
言えなかった。


あの店にあった全ての物が押収された。
俺はその場に立ち会う。
あのポラロイドの束は消えていた。
捜査員に運び出されるダンボール箱に、俺の目が釘付けになる。
その箱から覗く布は鮮やかなブルーで、
民族衣装のような特徴的な刺繍が見えた。




捜査により、
あの店には他に何人もの失踪者の衣服や小物が存在する事が分かった。
だけどその服や小物からは、持ち主の血痕やDNAなど一切検出されない。
失踪者の行方は依然謎のままだし、
あの人がこの失踪に関係があるのかどうかも分からないという。

俺はこの失踪事件とは関係ないと警察は判断したらしい。
余りにも何も知らな過ぎる。
警察はあの人の行方を追ってる。




あの人はもう二度とこの店へは帰って来ない。

この店にあった全ての物は
決して外に持ち出してはいけない
あの人のコレクションだった。



それを俺が、
外へと持ち出したんだ。

ーーーーーーー-------
脳内変換出演者

俺・・すだっち
男・・草なぎ剛


今回の展開は
皆さんの反応が非常に気になるのですが、
大丈夫でしょうか?(笑)
本日もお付き合いありがとうございました〜!

>拍手コメントくださった方へ
お返事読んでみてね。

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