登頂報告

昨夜無事に登頂して来ました。

『K２』


１階C列という　
『K２』の神に感謝したいくらいの
ステージに近い席で、

テイラー草なぎ剛の表情に
ばっちりと肉眼で噛り付いてきました。

----------------------以下　これから「K２」をご覧になる方は
読まないことをお勧めします。とっても偏ってますの。---------------


ハロルド堤真一×テイラー草なぎ剛の
男のドラマ。

氷壁のレッジ、
わずか２メートル四方程での
二人の戦いです。


こんな危機的状況であっても、
（絶望的状況だからこそ？）
男って　こんなエロ話するんだ？
という様な　冒頭から下ネタ連発。

うら若き補助記憶（娘）を連れている身としては、
「ここで爆笑しちゃっていいものかどうか・・」って感じで。
いえ、笑いましたけどね。



テイラー草なぎは
ハロルドを鼓舞する為、
自分自身を鼓舞する為、
絶望に対しても、希望に対しても
わめき、怒鳴り散らし、すすり泣く
激しい男でした。

全てを受け入れていた男ハロルドを前に、
自分の無力さを感じての暴言。

一人この世に取り残される事への恐怖と、
絶対的な決定権が自分にしか無い事への不安が、
激しい感情となってテイラー草なぎに
圧し掛かっている。


「女と付きあうのは、アノ目的だけ、
本当に欲しかったのは　親友だった！」と
テイラーが吐き出すシーン。
（台詞はうろ覚え）

これはある種の愛の告白。
今その最愛の人を失おうとしている自分。


ハロルドの愛を
彼の家族に伝える事が、
ハロルドの愛に応える事だと、
テイラー草なぎは下山を決める。


そして１本のザイルをハロルドに託し
山を降りてゆく。

一人になったハロルドは
ザイルを通して伝わる
テイラーの振動にしがみつき、
何度も
「愛してる、愛してる」とつぶやく。
　

テイラーからの合図で
握り締めていたザイルを
レッジの下へ落とすハロルド。

永遠の別れ。




私の大誤解であるかも知れません。
その可能性大。

何度も見ると
きっと印象も違うのでしょうが、
私には
二人の男の愛の物語に見えました。
（場所が違えば　ﾌﾞﾛｰｸﾊﾞｯｸ・ﾏｳﾝﾃﾝ！？）
私の思考偏向性の為か？


テイラー草なぎの激しさと、
ハロルド堤の抑えた　静かな演技のコントラストに
引き付けられます。

このテイラー草なぎの激しさに
ぎゅーーん（どんなだ？）
となる事間違いなし！

出来ればもう一度観たい！
でも今回は無理なので、
是非再演を！

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＞拍手コメント下さった　Ｉさん、お名前の記入の無かった方
いつもありがとうございます。
続き読んで下さいね。


＞Ｉさん
剛くん激近で観て来ましたよー！（首が痛い）
ハッキリくっきり草なぎ剛です！
しかし、実感が・・・そう、夢の中で見ている様な、
現実感の喪失状態。
視覚だけでは　どうも現実に目の前に”剛くんが居る”
という状況が飲み込めないみたいです。
きっと触れられたら、実存を確かめられるのかもしれません。
後は　触覚・臭覚と味覚（！）笑
やっぱりステージの上は　遠い世界なの～
舞台再演運動　是非進めて下さいね！


＞お名前の記載のなかった方へ
同伴者（娘）の感想ですが、
どうだった？と聞くと
「凄かった」との事。
色んな意味で凄かったとご理解下さい。
全く語彙の少ない娘でー（人の事言ってられない身ですが）
そしてまた、不要な記憶を出して来る娘。
今回も　「剛くんの口に白いのがくっ付いてたよね」とかー。
雪なのか、発泡スチロールの様な物が、暫く剛くんの口にくっ付いてたので・・
全く何を見に行ってんだか・・・の我が娘です。