あなたへ

本日
映画「あなたへ」
観て来ました。


洋子が残していった２通の手紙。
この手紙には　どんな意味が込められていたのか？



私が思っていたよりも
健さん演じる倉島と田中裕子演じる妻　洋子は
長年連れ添った　と言うにはまだまだな感じで、
熟年結婚。

だから、二人の関係も　ちょっと新鮮さが残っているような。

それが新鮮さなのか、
遠慮なのか、

「ありがとう。でも・・」
な関係。





静かに進むお話の中で
草なぎ剛演じる田宮裕司は
とても良いアクセントになってた様に思います。


凄く調子が良くって、
ちょっと相手が困ってしまう程　強引な所があって、
でも憎めないという田宮。

その田宮のペースに
すっかり巻きこまれてゆく倉島の姿に
クスリとさせられます。


「人を見る目はある」と言う田宮は
確かに　倉島という人を見る目は確かだったけれども、

自分の奥さんを見る目は今一つだったようで
地元に残してきた奥さんには男がいるらしいと言う。


何ッ？！草なぎ剛が夫なのに（いや田宮ですけど）
他に男がいる？！
そんな事許される訳ない！！
と　勝手に怒っていたのは　私です（笑）。


あんなに明るい田宮なのに、
朝ビジネスホテルで目覚めた時に
何処に居るのか分からなくなる時があって、
寂しくなると言う。

でも　男の存在を確認するのが怖くて帰れない。


そんな田宮を
草なぎ剛は好演していたと思います。



草なぎ剛がイカにお米を入れながら
健さんと会話するシーン。

お米がほとんどイカに入ってないようで、
気になりましたけど（笑）。



あとね、
「イカはやっぱり刺身でしょ！」と言う台詞
非常に説得力があります（笑）。



話しが田宮に偏ってますが、


洋子のあの手紙の意味。



洋子は
自分の生まれ故郷を倉島に見て欲しかったんでしょうか。
そして、風鈴のように
自分の季節が終わったら
きちんと片づけて欲しかったのでしょうか。


倉島が写真館で見つけてた写真に
「ありがとう」と声をかけたのは

「でも・・」の続かない「ありがとう」で、

洋子の散骨して欲しいという
「遠慮のない願い」を受け取ったって事なのかな。





皆、色々抱えてるけど
それぞれ生きてゆく。
色んな思いを　心の色んな場所に片づけて。



健さん
やっぱりカッコよかったー！

相変わらず　まとまりのない感想でごめんなさい。
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