同僚 医師編（１１）最終回

さて
スマ妄想ドラマ　
いよいよ本日ホントに最終回（笑）。

草なぎ剛不足の腹いせ（笑）に
何だかんだと１１話までやって参りました。

最終回はどんな展開になるのか？！
15分拡大？でお届け（笑）。

ではでは
お暇な方　読んでみてね！




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スマ総合病院　職員専用食堂
午後１時３０分。

中居医師が一人、ミートソースのA定食を食べている。
いつも食堂の入り口で一緒になる木村医師はまだ来ていない。

「あれ？中居先生今日は一人ですか？木村先生は？」草なぎ医師がやって来た。
「まだ来てないですね。」入り口の方に視線を向け木村を探すが、まだ姿は見えない。

「そう言えば木村先生引っ越すらしいですよ。」と食事の手を止めずに中居。
「えっ？！引っ越すって中居先生の家から？ホントですか？僕何も聞いてないですよ？！」と草なぎは驚く。
「昨日、僕帰りがちょっと遅かったんですけど、帰ったら玄関脇にダンボールが積んであったんで、木村先生に『あのダンボール何ですか？』って聞いたら『引っ越しです』って言ってましたから。」
「えー？じゃあ本当に引っ越すんですね！木村先生絶対引っ越し先なんて探してないと思ってましたよ。」
「そう、僕も心配してたんですよ、出て行くつもり無いんじゃないかと思って。」

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長いので畳みます。続き読んでみる方は↓の「職員専用食堂入り口」をポチット。
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そこへ稲垣医師がやって来た。
「お疲れさまです。」
「稲垣先生！木村先生引っ越すらしいですよ！」ちょっと興奮気味の草なぎ。
「えっ？引っ越し？ウソ！」
「ね？びっくりでしょ？僕もウソかと思いましたよ。でももう荷造りしてるらしいですよ。」
「へぇー、もうずっと中居先生のマンションに住んじゃうんだと思ってましたよ。人の都合とか全然考えないで、ジャンジャン好き勝手やっちゃうタイプだと思ってましたけど、意外とちゃんとしてる？」と稲垣が笑う。
「確かに相当好き勝手やっちゃいますよねー。でも何か憎めないというか、それが楽しいっていうか。」と草なぎ。
「じゃあ中居先生、寂しくなりますね。」と稲垣。
「これでスッキリしますよ。今迄どれだけ迷惑したか。」中居の表情は変わらない。

香取医師がやって来た。
「香取先生！木村先生引っ越すらしいですよ！」と早速伝える草なぎ。
「えーっ？！ウッソ！」
「驚きますよね！絶対引っ越さないと思ってたでしょ？！」
「どうしたんですか木村先生？中居先生と喧嘩でもしました？」と香取。
「喧嘩なんかしてませんよ。」と食事を続ける中居。
「あれ？中居先生、ショック受けてます？」
「は？なんで僕がショック受けるんですか。」
「ちょっと寂しそうですよー。」と探るような視線を送る香取。
「そんな事ありません！さっきも話してたんですけど、これでスッキリですよ。」
「本当ですかぁ？」と言いながらA定食を食べ始める。
「で、木村先生何処に引っ越すんですか？」と草なぎ。
「さあ。」そっけない中居。
「え？中居先生聞いてないんですか？」
「聞いてませんけど。出て行ってくれるだけで十分なんで、聞く必要ないじゃないですか。」
「木村先生も何も言わないんですね。木村先生だったら色々言いそうなのに。それに僕たちにだって何か教えてくれたっていいと思いませんか？」稲垣が不思議に思う。
「そうですよね、車貸して下さいって言われないし。」と香取も不思議がる。

「・・・あっ？！」急に香取が声を上げる。
「どうしたんですか？急に。」草なぎと稲垣が香取を見る。
「まさか木村先生・・隣のイケテル奥さんと・・駆け落ち・・とか？！」と言い出す香取。
「はぁ？！」と中居。「それはいくら何でも飛躍し過ぎでしょう。」と呆れて苦笑いの中居。
「駆け落ちって、じゃあ病院はどうすんですか？」と稲垣。
「あぁ、駆け落ちっていうか、二人で新生活を始めるとか・・」と香取。
「香取先生妄想し過ぎですよ。」と中居。
「だけど、最近木村先生　ちょっと変でしたよ。」と香取が身を乗り出し小声になる。
「何が変なんです？」
「昼休みにコソコソ電話してたんですよ、それで『星矢に気づかれないようにしないと』とか言ってて、誰と話してるんだ？って　ちょっと思ったんですよね。」
「星矢の名前が出たとしたら、相手は隣の奥さん？兄ちゃんの聖闘って事は無いですか？」と草なぎ。
「いや、話し方が子供に話す感じじゃなかったし・・旦那のずんぐりむっくりじゃないだろうし。」香取は思い出しながら話す。
「僕たち以外に　聖闘と星矢の事知ってるって・・・やっぱり奥さんと電話？！」
「僕も気になったんで木村先生に『電話っすか？』って探り入れたんですけど『ちょっとね』ってはぐらかされて、それに妙にウキウキした感じだったし。」
「『星矢に気づかれないように』って何か意味深ですね。」と稲垣。
「益々怪しい！」と草なぎ。
中居は黙って食事を続けている。

「・・それを聞いてちょっと思い出したんですけど・・」と稲垣が話し始める。
「何ですか？」更に身を乗り出す草なぎと香取。
「２、３日前の夜、木村先生を見かけたんですよ。木村先生　女の人と一緒で・・女の人は後ろ姿しか見えなかったんですけど、うちの看護師とかじゃ無いと思うんですよねー。」
「ひょっとして、それって・・隣の奥さん？！」目を輝かせる草なぎ。「でもいつの間にそんなに急接近したんですか？」
「隣ですからね、タイミングが合えば結構接触の機会は有るかもしれませんけど・・。」と中居も考えている。
「いよいよ怪しい！」と草なぎ。
「稲垣先生。木村先生とその女性、どんな雰囲気でした？」と香取。
「うーん、木村先生は笑顔でしたね。女性の顔は見えませんでしたけど、あの木村先生の笑顔見せられたら女性は堪らないんじゃないですか？」
「確かに！木村先生のキラースマイルに奥さんヤラレちゃったかも！」と草なぎ。
「ずんぐりむっくりとの心の隙間に木村先生が入り込んじゃった？！」と香取。
「勝手に隙間を作るなよ。」と中居。
「二人で引っ越し先の部屋を探してたのかもしれませんよ！」と稲垣。

「何の根拠も無いのに、止めて下さいよ。」と中居が顔をしかめる。
「いやぁ、有りそうですよ、コレ！」と香取。
「ドラマみたいな展開じゃないですか！」と草なぎも。

「今も引っ越しの件で奥さんと連絡取ってて、食堂に来られないんじゃないですか？だって夜とかだったらずんぐりむっくりが居て、電話で話せないだろうし。」
どんどん木村と隣の奥さん駆け落ち説が組み立てられてゆく。
「木村先生ヤルなー！」と感心している草なぎ。
「感心するとこじゃないでしょ。それに単なる想像ですからね。」と中居。
「中居先生としては複雑でしょうけど、木村先生に振られたという現実を受け止めて下さい。」と香取は笑う。
「振られたって何ですか！」と中居。

「それにしても木村先生遅いですね。」と言っていると、バタバタと木村医師が食堂に入って来た。カウンターでさっとメニューを見てA定食を頼むとこちらに向かってちょっと手を挙げて挨拶する木村。
「来ましたね、木村先生。」と稲垣。
「やっと真相が聞けますよ！」と草なぎ。
「やっぱ、木村先生の表情明るくないすか？」と言う香取に。
「あの人の明るくない時を見た事無いですけど。」と中居。

「お疲れーす！」と木村がいつもの通り中居の隣の席に座る。
「遅かったですね木村先生。」
「いやー、何かバタバタ忙しくって。電話は掛かって来るし、呼び出しは喰らうし、昼飯食えないかと思いましたよ。」と木村。
「最近木村先生、昼に電話してる事多いすよね。」と香取が探りを入れる。
「あぁ、ちょっとね。」ニッと笑うだけの木村。
「（ほらね・・）」という視線を皆に送る香取。
「そう言えば木村先生！引っ越しするんですか？！」と草なぎ。
「そう！引っ越し決めたんすよ！なかなかいい物件見つかったんで！でね・・」木村が話続けようとする所へ稲垣が割って入る。
「それに木村先生、２、３日前の夜　隣の奥さんと一緒じゃなかったですか？」と聞いてみる。
すると木村は驚いたように「えっ？！なんでそんな事迄知ってんすか？！怖っ！」と両腕を胸の前でクロスさせて身を守るようにする。
「（やっぱり！）」という顔をする稲垣。
「いや、隣の奥さんにちょっとお願いが有るって言われて付き合ったんすけど、その帰りに『食事でも』って言うんで一緒に奥さんのよく行く店に行ったんすよ。そしたらそこにずんぐりむっくりが居て。」
「エッーー！そんな場所で鉢合わせ？」と驚く草なぎ。
「聖闘と星矢は居なかったんですか？」
「奴らは実家に預けて来たらしいんすけど。」
「あぁ、そういう話には子供達は居ない方がいいですよね。」と納得する稲垣。
「で・・修羅場・・ですか？！」と香取。
「は？何で修羅場なんすか？俺もずんぐりむっくりが待ってるとは思わなかったんでびっくりしましたけど、お礼がしたいってずんぐりむっくりが言ってくれたみたいっす。」と木村。
「えっ？？・・お礼？」キョトンとする医師達。
「そう。もうすぐ星矢の誕生日で、星矢がトカゲを飼いたいって言ってるから、プレゼントするトカゲをペットショップで一緒に見て欲しいって頼まれたんすよ。」と木村。
話を聞いていた医師達は顔を見合わせ「あーーーーぁ。」と納得する。
「それで星矢には内緒だったんだ。」と香取。「はぁーー。」と草なぎと稲垣。
「（ほら見ろっ！）」と思うが表情を変えない中居。
「・・・・・」しばし沈黙の医師達。気が抜けている。

「あ！木村先生、引っ越しの話、なんで教えてくれなかったんですか？」と草なぎ。
「あぁ、急に決まったんで今日皆に話そうと思ってたんすよ。」
「木村先生が話してくれないから、何か有るんじゃないかって心配してたんですよ。」と稲垣。
「何かって何すか？」
「いや・・・・で、引っ越し先は何処なんですか？」と話を変える香取。
「あっ、それ！引っ越しなんすけど、中止になりましたから！」と木村。
「はぁ？！」と声を出す中居。
「え？中止？」
「そ、中止。」とニカッと笑う木村。
「何で？！」と中居。皆の疑問である。
「今、院長に呼ばれたんすよ。」
「院長？」
「なんとお嬢さんが爬虫類を克服して、リベンジにやって来るそうです！」と木村が発表する。
「お嬢さんがリベンジ・・」話をよく飲み込めていないので、おうむ返しになる中居。
「今週末、お嬢さんが中居先生と俺のマンションにやって来ます！」
「・・・・・だからって、引っ越しを中止する事無いじゃないですか！」ようやく内容を理解した中居。「今週末のお嬢さんの訪問が終わったら、引っ越せばいいですよね？！」
「いや！中居先生！敵を甘く見ちゃいけません！長引くかもしれませんよ！」と木村。
「・・・長引く？（何でこいつは、こういう時の行動が極端なんだよ！）」と思う中居。
「こっちも長期戦の構えで行きます！」
「・・・・・」黙る中居。
「俺たちのラブラブっぷりをお嬢さんに見せつけてやりますよ！」と木村は中居の肩を抱き寄せるようにガシッと肩を組みニカッと笑う。
「中居先生　良かったじゃないですか！」と草なぎ。
「そうですよ！木村先生出て行かないんですよ！」と稲垣。
「ほらほら、中居先生、素直に喜んだ方がいいですよ！」と香取。
「・・なんで喜ぶんだよ！」と中居は言いながら

「・・（ヤ、ヤバイ！

何か俺

ホットしてるっ？！！）」


------------------（１１）END-----------------




ほんとーに長い間
スマ妄想劇場にお付き合い頂き
ありがとうございました！

いっつも妄想してますが（笑）、
こうやって文字にして残す事は無いので、
小っ恥ずかしい感じもありますが
書いてしまえば　こっちのもん（？笑）。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

スマ妄想劇場は不定期開催
次の開催をお楽しみにー！


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＞ぱむさん
お昼休みに笑を堪えて読んで頂けたなんて
とっても嬉しいです！ありがとうございます。
これからも鳥桃ブログを読んでほっこりして
くださいね。コメントもまたお待ちしてます。

＞ちびママさん
ドラマ化希望！！ありがとうございます（笑）。
そんな奇跡が起こらないでしょうかー。
SMAP５人のドラマ見たいですよね。スマスマで
５人のワチャワチャドラマ希望です！

＞ふっちさん
お気遣いありがとうございます。これからも
妄想が暴走し始めたら何か書くと思いますので、
是非読んでみて下さいね！
またのコメントお待ちしてます！

＞ハムリンさん
コメントありがとうございます。実写化希望
して頂き嬉しいです！私も実写化希望です（笑）。
脳内実写化で我慢してます。また次に新作
TRYすると思います。ぜひ読んでみて下さいね！

＞まちゃこさん
鳥桃の妄想にお付き合い頂きありがとう
ございます。マジドラマに成りそうですか？
そう言って頂けると嬉しい！！次回作、
何時になるか分かりませんがお楽しみに！

＞みゆさん
おかげさまで無事（？）千秋楽を迎える事が
できましたー（笑）。思いつきで始めてしまった
ので、一体どうやって収束するのかと心配して
ましたが、終わったような終わってないような（笑）。

＞みきゃんさん
木村先生はやっぱり中居先生と一緒に住み続け
て貰わないとね！きっと今日も５人で集まって
何だかんだとパーティー開いてるかも？
次回作（？）待ってて下さいねー。

＞マーチさん
はい、お嬢さんは本気で爬虫類を克服（笑）、
なので何としても中居先生から木村先生を
奪うつもり。やっぱ長期戦の構えが必要
のようですね（笑）。剛仕事してーー！

＞なおぽんさん
長々読んで頂きありがとうございます！
読んで貰えただけで嬉しい！それにしても
剛くんのお仕事はどうなっているのか？
もう我慢の限界！って感じですよね！

＞りょうママさん
凄く面白かった！５人の台詞がリアルと
言って頂けたら超ありがたい！嬉しいです！
SMAPの5人って、一緒に居るだけで物語性
があって楽しいんですよねー。

＞ろこよこさん
鬼読者（笑）の声援に励まされ１クール分
書き上げましたー！毎回のコメント、とっても
嬉しかったです！ラブラブ木村x中居にお嬢さん
はどうする？SPあるのか？（笑）

＞紗那さん
読み切って頂きありがとうございます！
SMAPが言いそうな台詞（笑）共感して貰えて
嬉しいです。又何か妄想ストーリ書くと思います
ので、是非読んでみて下さいね！

＞かずままさん
長々読んで頂きありがとうございます！
５人の医師達全員同居の上にかずままさんも！
（笑）同居人が凄い事になりそうです。絶対
怪しい（笑）。剛くん不足何時迄続くの？！